[HULAHOOPERS] QUAN(Zine)
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HULAHOOPERS
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[HULAHOOPERS] QUAN(Zine)


韓国のアートフェア「delight」で販売していたZINE「QUAN」を日本国内でも販売することになりました。


森田さんとは数年前のskateboard magの撮影がきっかけで、それから年に何度か会って近況を話したり何か展示があれば連絡をもらって見にいったりするような仲になりました。


僕が20代でスケートフィルマーとして寝ても覚めても撮影に繰り出していた頃、森田貴宏という名前は常にメディアを騒がせていました。

絶対的な影響力で国内外の多くの作品に影響を与えていたことがシーンの中で見てとれました。

そんなシーンの流れを見ていて、若かりし頃の僕は「また森田貴宏か。。。」と、その流れに逆流するように異なるアプローチで作品をつくっていました。

プロスケーターという背景がない僕は、自分にしかできないことで勝負するしかないと考え、自身の価値観で自分の思うスケートボードと仲間と過ごした日々をできるだけ等身大に記録していくことに注力していきました。

そうしていくうちにだんだんトリック主体のものからスケーターのパーソナルな部分を扱ったドキュメンタリー作品へと作品が変化していきました。

でもあるとき、被写体がいないと作品が作れないというのはいかがなものかとふと思ったのです。

当たり前ですがスケート雑誌を見てもスケートビデオを見てもいつだって主役はスケーターです。

しかしそれはこれまで作られてきた既存のフォーマットに過ぎずそこから逸脱しながらもスケートボードを表現できないものか、という思いが徐々に芽生えてきていました。

ミュージシャンが歌を歌うときに人の言葉を使ってそれを表現したりしないように、僕も自分の考えや想いを人の滑りや言葉を借りずに形にできないものかと思うようになっていったのです。


このZINEはスケートをとりあげた本でありながらスケーターは一切出てきません。

ここでとりあげているのは視点です。


どのように楽しんでもらえるのかは見た人によって異なるかと思いますが、少なくとも僕自身は当たり前のようにフレームの中いるスケーターを外してしまうことで自由になった部分がすごく大きくてこれまでに味わったものとは違うワクワク感を感じることができました。

この「なんだこりゃ」っていう新しい感覚に出会うことがスケートボードの楽しみのひとつだし、興味を持ってくれた方には手にとってもらえたら嬉しいです。


そんなこんなで若かりしあの頃、勝手に対抗意識を燃やしていた森田さんですが、今回のZINEを見せにいったときも、とても興味深そうに読んでくれ流通だけでなくライナーノーツ的なコメントも書いてくれたことにも大きな感謝です。


一番遠ざけてきた人と一緒に本を作ったりして人生どうなるかわからないし、結局やり続けていけば、最後は近くなっていくものなのかなとも感じています。

ここでの取り組みはひとつの試みに過ぎませんが、引き続き自分の思うものを掘り下げていければと思っております。 「QUAN」

発売:HULAHOOPERS

販売:FESN


PHOTO AND TEXT :  Atsushi Sugimoto

GRAPHIC DESIGN AND TEXT :  Toshiki Okada

TRANSLATE :  Saho Izawa, Shun Moroi, Keiko Okada ”仕事に疲れた僕たちは悪ふざけで架空のブランド「QUAN」のTシャツをつくった。デザイン覚えたての学生が初期衝動でつくるような勢いがコンセプトだ。そこでトム・クルーズ主演の映画「ザ・エージェント」に出てくるアメフト選手のセリフ“Ihavethekwan.“を安易にもじって「QUAN」とした。悪ふざけで始めた遊びは自分たちのやりたかったこと、今必要な心意気を気づかせてくれた。Kwanとはお金だけの世界ではなく愛、尊敬に満ち溢れた理想の幸せな世界のことだ。これまでの固定概念を打ち壊し、興味を掘り下げ創造しよう。